Experiment log
IMAPなのにメールサーバー名が「pop」。これって大丈夫なの?
メール設定を確認していて、少し不思議なものを見つけた。
設定方式はIMAPなのに、受信メールサーバーが、
pop.example.com
になっている。
一瞬、
「これPOPで接続してるんじゃないの?」
と思う。
でも普通にIMAPとして動いている。
なぜなのか。
答えは単純で、サーバー名と通信方式は別物だから。
「pop」はただのホスト名
たとえば、
pop.example.com
という名前が付いていても、そのサーバーがIMAPの通信を受け付けていればIMAP接続できる。
重要なのは名前ではなく、
- 使用するプロトコル
- ポート番号
- 暗号化方式
- 認証方式
の方。
一般的なIMAP over SSLならポートは993。
POP3 over SSLなら995。
つまり、
pop.example.com:993
へIMAPで接続することも技術的には普通に可能。
なぜそんな名前になっているのか
昔からメールサービスを提供している会社では、
pop.example.com
をメール受信サーバーの代表名として長年案内してきたケースがある。
その後IMAPに対応しても、既存利用者への影響を避けるためホスト名を変更しない。
結果、
名前はpopだけどIMAPも使える
という状態が生まれる。
Thunderbirdでも問題ない
Thunderbirdなどのメールソフトでは、設定時に、
受信方式:IMAP
サーバー:pop.example.com
ポート:993
という組み合わせでも、サーバー側が対応していれば正常に動く。
メールサーバー設定を見るときは、ホスト名だけで判断しない方がいい。
特に古くから使われているメールサービスでは、
「名前と実際の役割が一致していない」
ことは意外とある。